行ってきました!清水焼の郷まつり2024 

ブログをご覧の皆様、こんにちは。

コトポッター店主の横山です。

長く続いた暑さが少しやわらぎ、だんだんと過ごしやすくなってきたこの頃です。

10月18日~20日、京都最大級の陶器市「清水焼の郷まつり2024」に行ってきました!

 

初出店の窯元や陶芸作家さんも多く、毎年行っている方でも楽しめたのではないでしょうか。

私が特に気になった窯元さんをご紹介いたします!

 

月山窯 永田工房

京都府の日本海側、船井郡京丹波町に陶房をかまえる永田工房さん。

陶芸好きが「おっ」と思うような古格がある雰囲気が特徴でした。

京友禅の絵師をしていた奥様が絵付けをされていて、渋みがありながら雅な絵がとても魅力的でした。

海外の方には植木鉢にも人気だそうです。

染付絵がスゴイ細かいものから、盃よりも小さい豆のような植木鉢など、専門性の高い品物が並んでいました。

 

タナカ製陶

コトポッターでも扱っているタナカ製陶さん。

今回は絵付けのものが中心で、少しメルヘンでかわいらしい絵付けのものがたくさん並んでいました。

出展されている中でも特に技術力が高い品物が並んでいて、成形や絵付けをされている若い陶工がとても頼もしく見えました!

コトポッター タナカ製陶さんの作品

タナカ製陶さん 紹介

大日窯 竹村陽太郎

山科区勧修寺で作陶されている大日窯 竹村陽太郎さんです。

独自配合の灰釉を中心に美しいグラデーションのうつわがたくさん並んでいました。

最近は日本工芸展や百貨店での個展を中心に活動されていて、今後の活躍がとても楽しみな若い陶工の一人です!

コトポッター 大日窯の作品はこちら

大日窯 ご紹介

 

永野健二

清水焼の名窯・瑞光窯で17年絵付けの職人をされていた永野健二さん。

イッチン技法や絵付けで清水焼らしい雅な草花を描いていました。

昨年(2023年)から自分の作品を展開するようになり、長い職人歴で培った技術と感性を駆使して、使い勝手のよいうつわを作陶されています。

 

森脇要

島根県松江市出身の森脇要は京都の同志社大学を卒業後、京都伝統工芸大学で陶芸を学び、現在は兵庫県丹波篠山で作陶されています。

このバナナのマグカップがとても気になりました!

陶器らしい優しい風合いにバナナの絵がとても映えていてかわいらしかったです。

 

松尾亮佑

クリーム色の地に茶褐色の釉薬がまるでプリンのような優しい風合い。

フォルムを現代的で使いやすくおしゃれなうつわです。

日常で使っていてほっこりするようなうつわが並んでいました。

 

 

空女 小野多美枝

清水焼の絵師で不動の評価を得ている空女さん。

数万円~数十万円の細密画の作品がテントの下にならんでいる光景はなかなか珍しいかもしれません。

小壺のペンダント!

絵付けも凄まじいですが、ロクロで成形された小さな小さな小壺はロクロ師の大変高い技術力が容易に想像できます。

コトポッター 空女さんの作品はこちら

空女 ご紹介

 

 

いかがだったでしょうか。

京焼・清水焼は手作りにこだわり、屈指の技術力と高いセンスが魅力です。

多くの素晴らしい作品が一同に見られて、また作家とも直に話を聞ける。

陶芸やうつわに興味のある方は清水焼の郷まつりなど陶器市に足を運んでみてください。

 

横山雅駿
KOTOPOTTER 店主

横山雅駿

10年以上にわたり、京焼・清水焼はじめ伝統工芸品や陶磁器に携わっています。

京都の窯元や陶芸家と連携し知見や審美眼を深めながら、新しい伝統工芸品の在り方を模索しています。

2024年に京焼・清水焼専門のECサイトKOTOPOTTERを立ち上げました。

 

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